ストレスが原因で陥りやすい介護職の不眠

介護職の中でも、老人ホームなど入所サービスで勤務している人は、日勤よりも早番や遅番、夜勤の業務が多いということはままある。業務内容には慣れても、不規則な生活による体の疲れに慣れないという人は多い。また、勤務年数が長くなると、サブリーダやリーダへ昇格することもあり、新人教育やスタッフの体調不良による欠員を埋めるために夜勤入りの回数が増えることが断続的に続くこともある。この状態が続くと、夜勤で疲れているはずなのに、よく眠れないということが起き、これも一つのストレス反応だ。

しかし、睡眠不足というのは、簡単に不眠で片づけてはいけないのである。不眠には寝つきの悪い入眠困難と中途覚醒といって、朝起きる時間までに何度も目が覚めてしまうもの、寝ているはずなのに寝た気がしない浅眠、通常起きる時間よりも数時間早めに目が覚め、そこから眠れない早期覚醒などがある。不眠に対応していくためには、その原因を探ることが大事だ。こうしたストレスによる不眠は、睡眠障害やうつ病につながる。睡眠障害であれば、不眠外来などの専門医などを受診して治療を受ける必要があり、うつ病も同様だ。不眠が一定期間続いてる場合には、第一選択として医療機関を受診し、睡眠障害など病気の有無を判断してもらうことが必要である。正しい治療と入眠剤によって熟眠したり、睡眠リズムを取り戻すことが可能だ。

そして、入眠困難の場合は、同時に考え事や悩み事を解決することが大事である。自ら問題を解消できない場合は、上司や同僚などに相談して、共に対策を考えることが大切だ。業務により生活リズムが乱れてるのであれば、業務調整を行うことも大事である。こちらのあなたは大丈夫?介護職員のストレス問題というサイトにもストレスが引き起こす病気について記載されているので読んでおこう。